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来週の稲刈りに備えて水抜きと土手の草刈り [米作り]

いよいよ来週があきたこまちの稲刈り。

それに備えて水抜きと土手の草刈りをしてきました。

今年は土手の草刈りをカメムシ対策のために計画的に実施してきました。

カメムシによるお米の被害というのは
出穂後の若いお米の汁を吸われることによって
斑点米と言われる黒っぽいお米になってしまうことです。

もちろんすべてのお米がカメムシに食われる訳ではありませんが
お米の評価はこの斑点米の割合によって決められています。

お米は一等米とか二等米とかランク付けすれますが
判定基準にはいろんな項目があります。

その中で最も厳しい基準がこのカメムシ被害による斑点米の割合。
判定は資格を持った検査官による目視ですが
こんな基準になっています。

国の認める農産物検査官より、目視にて検査されます。
一等米になるためには 色が付いたお米が1000粒に一粒以下でないと“一等米”には、なれません。
このような条件を満たして初めて“一等米”の称号がもらえます。

と言うことです。
つまりカメムシ被害による斑点米が1000粒に1個でもあると
一等米にはなれません。

これがお米のランク基準なのです。
つまり一等米は綺麗なお米であればいいということですね。
だからお米の農家さんはカメムシ被害が出ないように
農薬をたっぷりと撒く訳です。

一等米だから美味しいお米という訳ではありません。
綺麗なお米と言うだけです。

本来なら食味検査をして本当に美味しいお米を
一等米にすべきだと考えますが
食味検査なんかしていられないのでこんな基準になってるんですね。

以前お米づくりセミナーに参加した時、
コシヒカリの一等米でも食味検査をすると
ピンきりで美味しいお米もあれば美味しくないお米もあることを知りました。

だから銘柄と等級だけでお米の良し悪しを
判断するのは間違いなのです。

話がそれました。

でこのカメムシ対策で草刈りを計画的にしたというのは
出穂前2週間と出穂後2週間の約1か月間は
草刈りしないということ。

どういうことかと言うと
カメムシはイネ科が好物なんです。
だからお米に寄ってくるのですが
お米より雑草と言われるイネ科の草の方が好きなんですね。
だから田んぼの周囲にイネ科の草があればお米の被害が少なくなります。

綺麗に草刈りしているとお米に寄ってくるのは
当然と言えば当然なんですね。
だからカメムシ退治の農薬をたっぷり降りかけてやるのが
今のお米作りなのです。

そんな訳で出穂の2週間前(凡その出穂時期は計算できるので)
までに草を刈ってそのままにしていました。
つまりその後草を刈っていなかったので
田んぼの土手は草に覆われていたいう訳です。

お陰で今年はカメムシの被害はかなり少ないようです。
全く無いわけではありませんからね。

完全無農薬での米作りですから。

で今日の草刈りの様子。
相棒と二人で土手の草刈りですが
相棒は草刈り機を使って
私は大鎌での手作業。

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水抜き
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水さえ抜ければ元々不耕起で代掻きもしていない田んぼですので
ぬかるむことはほとんどありません。

来週稲刈りする予定のあきたこまちの様子
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稲刈りはもう少し後になるあいちのかおり
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最期に土手かぼちゃが草の中からこんなに出来てきました。
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いやはや農作業は楽しいものです。


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