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トキメキの光景2016 戸隠鏡池 [トキメキ2016]

トキメキの光景2016 第10弾(最終回)は
戸隠鏡池です。

戸隠は私のお気に入りのフィールドで
昔は毎年のように訪れていました。
目的は野草の撮影が第一でしたが当時はオートキャンプにはまっていて
戸隠村営キャンプ場でキャンプをしながら
撮影を楽しんだものです。

季節は5月上旬、残雪がまだら模様に残る頃で
森林植物園などではミズバショウのいい頃です。
他にもリュウキンカやカタクリやキクザキイチゲなどが咲き乱れ
とても素晴らしい景観に酔いしれました。
戸隠へは大好きな白馬村経由で出かけるのが定番で
白馬村では桜の咲く春爛漫の季節なのも魅力でした。
そんな戸隠へ毎年のように通いましたが、
秋に訪れたことはありません。

それじゃあ一度秋の戸隠を訪ねてみましょうと今年出かけてきました。
紅葉も面白そうだったし、美味しい蕎麦も食べたいと勇んで出かけてみると、
あっと驚く絶景でした。
紅葉はピーク少し前でしたが、特に鏡池はその名の通り
池面に鮮やかな紅葉や戸隠連山を映し、これが噂の鏡池なんだと感嘆しました。
もちろん鏡池は何度も訪れていますが紅葉の頃がいいと言われるのは
こういうことだったんだと納得した次第。

びっくりしたのはカメラマンの多いこと。
鏡池の縁にずらっと三脚が並んでガシャガシャと撮影していました。
私が最も苦手な場面ですが、隙間から少しだけ撮影させてもらいました。

DSC_5950.jpg

まさしく鏡のように景色が映っていますね。
気持ちのいい光景です。
でもね、この写真はカメラマンのほとんどが帰ってしまった後なんですね。
ここがミソ。
ほとんどのカメラマンは朝早くからスタンバイして
日の出前から撮影しだして日の出後少しの時間で帰ってしまうんですね。
この日はその時間帯では青空がなく薄い雲が広がっていました。
したがって空を入れて撮影するとちょっと冴えない写真になります。
池に映る紅葉と山肌で勝負してもいいのですが、
結果的に青空のある写真と比較してみると
断然青空があった方がスカッとしていいんですね。
紅葉も映えます。

DSC_5946.jpg

朝のもやった情景や朝陽がスポット的に差し込んだ瞬間だったり
撮影してみたい場面は多くありますが、イメージが膨らみ過ぎて
今日はだめだ!と決めつけてしまうカメラマンの多いこと。
違うんだよな。
日が昇ってしまうといい写真は撮れないと思ってない?
人それぞれだから別にいいんだけれど、
この後雲が切れて青空が覗いてくることをなんとなく感じたし
青空が出ると朝よりいい写真になると思って、池を一周してきたんですね。
そしてご覧の風景になったという訳なんです。

優れた写真家のベストショット等を見ると、同じような写真を撮ってみたいと思うし、
そんな場面に出会ってみたいとも思います。
でも真似してできるものなら簡単ですよね。
実は素晴らしい写真にはそれなりの裏付けがあることを知らなければなりません。
偶然のようでもその場に居合わせるまでの過程や
写真の技術もあります。
さらにその風景に対する思い入れや受け止め方も違うはずです。

同じ場所で同じように撮影しても人が違えば当然作品も違ってきます。
写真の良し悪しは一口で語るのは難しいのですが、
撮影者の思い入れや感動などが見える写真がいい写真だと思っています。

トキメキの光景2016は10回にわたって連載させていただきました。
おつきあいありがとうございました。


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トキメキの光景2016 乗鞍高原の秋空 [トキメキ2016]

トキメキの光景2016 第9弾は
乗鞍高原の秋空。

秋に比較的よく出かけている乗鞍高原。
出かける目的は紅葉なんですが、今年はタイミングが悪かったようで
パッとしない紅葉でした。
少し前に強い風が吹いてダケカンバの葉もほとんど飛んでしまっていたし、
真っ赤に色づくはずのヤマウルシもオレンジ色止まりで
色鮮やかな光景を期待した目には少々物足りない状況でした。
まあいつもいつもいい状況に巡り会えるわけではないので
これはこれで、いま目の前に展開する風景に自分を溶け込ませればいいのかなと、
切り替えてみると、違ったものが見えてきます。

今回印象的で面白かったのは秋空。
筋雲と言うのかな?箒で掃いたような雲が広がっていました。
じっと見ていると高速で運行する宇宙船に乗っているかのような
感覚になったんですね。
そんな風に見える放射状に広がる秋の雲でした。
写真は湿地を前景に乗鞍高原の広がりを入れて
ジェット気流で飛ぶような雲を配したカットです。

DSC_5346.jpg

紅葉はイマイチでも素敵な場面を見せてくれました。

DSC_5326.jpg

少しは紅葉も入れなくちゃとヤマウルシとダケカンバ、
そして乗鞍岳も入れて撮影したカットですが
これも流れるような雲があっての写真ではないかと思います。
気持ちは空にフォーカスしています。

DSC_5394.jpg

そして最後は夜空の星。
一之瀬園地の駐車場に車中泊して深夜にトイレに起きたんです。
車の中でビールを飲み過ぎたのかもしれません。
外に出てみると満天の星。
明け方から雨が降るという予報が信じられないくらいの星空でした。
予期せぬプレゼントに早速カメラをセットして
撮影した一枚です。
天の川も写りました。
写真だけを見ると、少し雲があって星の写真にしては物足りないのですが
ここに至る過程を考えるとトキメキものなんですね。

トキメキは心の反応です。
どんな時も心を無垢な状態にしていると、
いろんなものがありのまま見えてきます。

今回は乗鞍高原の空が私の心に響きました。


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トキメキの光景2016 雲ノ平を巡る花旅 [トキメキ2016]

トキメキの光景2016 第8弾は
雲ノ平を巡る花旅。

いつか行こういつか行こうと思っていた場所だけに
ようやく実現できたという思いです。
なんと実現するまでに25年もかかったんですから。

えっ!と驚かれるかもしれませんが
奥深い山なので簡単には出かけられないんですね。
ちょっと山に登ってくると言う訳にはいかないほど
懐の深い山なんです。

どれくらい深いかと言うと
たどり着くまでに丸2日かかります。
な~んだたった2日なの?と思わないでください。
丸2日かかると言うことは
帰ってくるのにも2日かかるということなんですね。
だから最低4日は空けないと行ってこられません。
特に私は車で登山口まで入るので、下山はその場所に戻ってこないといけないんです。
雨が降って停滞しなければならないようなことも
山ではあるので予備日も1日はほしいところです。
そうなると5日必要になります。

この日程だと勤め人ではかなり難しい状況です。
休みをくださいとも言いにくいものです。
真面目でしたからね。

そんな訳で何度か盆休みの休暇を使って行ってみようと
計画を立てましたが、天候が悪かったり
休みが思うように取れなかったりして
結局実現しないままずるずると来てしまいました。

そして自由人となった今、ようやく実現する運びとなったという訳なんです。
25年もこの日が来るのを待っていた!
なんて、かっこいいですねえ。

ともあれ念願の雲ノ平まで足を延ばすことができて
感無量というのが実感です。

それでは少し写真を紹介しますので
私と一緒に行ったつもりになってご覧頂ければと思います。

まずは雲ノ平周辺の様子から

DSC_3661.jpg

えっ!あまりぱっとしない?
広がりのある平たい場所に小屋(雲ノ平山荘)があってその向こうに山が見えるだけ?

そうなんです、雲ノ平は山を越えてやってきた先に広がる
広場のような場所です。
周辺には日本庭園だのアルプス庭園だの庭園の名前が配されている場所が
多くありますが、それはまさしく庭園のような景観だからなんですね。

それではもう少しそんな風景を。

DSC_3628.jpg

DSC_3650.jpg

静かな山奥に広がる自然が作った庭園の様子です。
本当はこの風景の中にお花畑が広がっていると理想的だったんですが、
今年は残雪が少なかったために例年より早く終わってしまったようです。
それでも随所に素敵な花も見られましたのでその様子は後で紹介します。

雲ノ平は特に珍しい花が咲いたり、大規模なお花畑がある場所ではありませんが、
チングルマが大変多いので、その頃に来るときっと素晴らしいんだろうなと想像しました。
早くも次の計画を密かに抱いています。

今回このハードな山行にもかかわらずテントを背負ってやってきました。
予定では4泊5日で準備をしたので
荷物は20㎏を超えました。
無理しない方がいいに決まっていますが、
最近の山登りの感覚からたぶん大丈夫だろうと踏んでのことです。
でも実際のところは少々きつかったですね。

DSC_3574.jpg

これは憧れの雲ノ平でテントを張った様子です。
雨が降って上がったばかりのところで撮影しています。
結局4泊テントを張りましたが、最初の3日は午後から雷を伴った雨に降られました。
でも朝や午前中は降られずにすんだのでよしとしました。

それではあまり多くは紹介しませんが
印象的だった花をざっくりと見てください。

DSC_3276.jpg

キンコウカの群生です。
登山口折立から太郎平小屋に向かう途中に咲いていました。
見事な群生にしばし撮影タイム。
ザックを下ろして好きな花の撮影をしながらの山登りなので
比較的疲労が少ないのかもしれません。

DSC_3287.jpg

タテヤマリンドウですが、この山域のものはほとんど白ばかりです。
普段青紫色を見ている眼にはとても新鮮でした。
花数もとても多かったです。

DSC_3337.jpg

ミヤマリンドウの大株があちこちにあって
とても見事でした。
この花も全域にわたって咲いていました。

DSC_3472.jpg

チングルマの花穂です。
2日目の朝、雲ノ平に向かう途中での撮影です。
花の季節にもう一度来たいと思わせる群生があちこちにありました。
やっぱり次はチングルマが花盛りの頃がねらい目だと思ってます。

DSC_3694.jpg

DSC_3774.jpg

花の種類はそれほど多くなかったのですが
ヨツバシオガマは綺麗な状態でよく咲いていました。

DSC_3676.jpg

雲ノ平で最も印象深かったのがエゾシオガマ。
あちこちで群生していました。
こんなに群生するところは初めて見ました。

DSC_3718.jpg

そして最も華やかで元気がよかったのがイワオトギリ。
雲ノ平から三俣山荘に向かう途中は
本当に見事でした。

DSC_3876.jpg

そして最終日が最も天気が良くて
黒部五郎岳から眺める雄大なカールと
槍穂高連峰の山並みにしばらく見入っていました。

やっと念願がかなった充実感でいっぱいでした。

ほんのさわりだけのような紹介ですが、
私の思いが伝われば嬉しく思います。

最後に別のトキメキを紹介して終了です。

DSC_3819.jpg

プシッ!ぷは~!


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トキメキの光景2016 仲間と登った北岳 [トキメキ2016]

トキメキの光景2016 第7弾は
仲間と登った北岳。

私が最もよく登っている山が北岳。
何回登ったか数えてないので正確ではないのですが、
ざっと20回位かなと思います。
なぜそんなに登るのでしょう?
答えは簡単、花がいいからなんですね。

その北岳を今年は仲間を誘って登ってきました。
昨年白馬岳を蓮華温泉から二泊三日で案内した時に
次は北岳かなと話していたのを実現させたということになります。

北岳は初めて登る方が多かったので
どうせならキタダケソウが見られる季節にしようと
7月上旬に決めました。

キタダケソウだけを目当てに登るなら6月下旬がいいのですが、
まだ他の花が少ない季節であることと、残雪が多いと危険も伴うという
理由から7月上旬に決めました。

この時期は稜線がお花畑に彩られる季節で
ミヤマキンバイの黄、ハクサンイチゲの白、オヤマノエンドウの紫が
入り混じり残雪の山々と共に美しい景観を作り出してくれる絶好の時期でもあります。
そしてキタダケソウも残っているので、北岳の魅力を堪能できる季節なんですね。

さてさて結果は?
自分が思い描いていた天気とは違って北岳山頂を踏むべく二日目に
天気が崩れて予定のコースを変更することになりました。
計画では二日目に稜線のお花畑を楽しみ北岳山頂を踏んで、
キタダケソウを見て北岳山荘に宿泊予定でしたが、
雨風が強く山頂を目指すのも危険と思い肩ノ小屋に宿泊変更としました。
まあ雨風が強い中強行するのは危険が伴うだけで
何も面白くないですからね。
この選択は正しかったのかなと思っています。

そして最終日の三日目も朝から雨も風も強く
山小屋で少し待機を余儀なくされました。
そして決断した行動は、山頂を踏むこともなく下山することでした。

ここまで読まれた方は散々な山行でしたねと思われるかもしれませんが、
実はそうではなく、一日目は晴れたし二日目も三日目も
ずっと雨に降られていたわけではないので、花の撮影を楽しむこともできたし、
一通り予定していた花にも会えて、
参加してくださった方々は満足してくれました。
私が理想とする山行ではなかったけれど、私個人も花も楽しめたし
いい写真も撮れて満足しています。
何よりも仲間と一緒にワイワイ言いながらの山でしたので
とても楽しい北岳山行となりました。

それでは少しだけ北岳で撮影した写真を紹介しようと思います。

DSC_2528.jpg

キタダケソウです。
みんな見られてよかったよかったと感動してくれました。
キタダケソウは何度も見るために登っていますが、
最近は雪が少ないせいか、花期が少し早まっているようです。
2016年もピークは6月中旬だったと聞きました。

DSC_2543.jpg

これはシナノキンバイのお花畑です。
白い花はハクサンイチゲです。
場所は北岳肩ノ小屋のすぐ近くです。
午後になって雨が上がり花を観察することができました。
小屋周辺の花は意外と知られていないので
人も少なく思う存分撮影することができました。
よかったよかったと案内人としては胸をなでおろしました。

IMG_0062.jpg

北岳と言えばミヤマハナシノブも見逃せない花です。
他の山ではめったに会えない希少種の花ですが、北岳では多く自生しています。
そのミヤマハナシノブの新鮮な素晴らしい花に出会えました。
何度も登っている私ですが、これだけ綺麗でシチュエーションのいい
ミヤマハナシノブは見たことがありません。

IMG_0227.jpg

タカネグンナイフウロです。
珍しくはありませんが北岳で見るといつも輝いています。
大好きな花です。
この日は白花のいいのも見られてご機嫌でした。

DSC_2379.jpg

大樺沢二股に残る雪渓の様子です。
この時期としては極めて少ない雪です。
例年なら7月下旬ごろにこんな様子になります。

この山行で観察した花は120種を超えました。
日本を代表する花の山として有名なのは頷けますね。
盛夏なら軽く150種を超える花が見られます。

最後に本来私がみんなに見せたかった稜線のお花畑をどうぞ。
撮影は2012年の7月上旬です。

北岳のお花畑6 20120630 5DⅡ.jpg

北岳のお花畑3 20120630 5DⅡ.jpg

また来年も登ってみようと思っています。
一緒に登ってみたい方はご連絡ください。



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トキメキの光景2016 クモイコザクラとホテイラン [トキメキ2016]

トキメキの光景2016 第6弾は
クモイコザクラとホテイラン。

今回はいわゆる風景写真ではありませんが、
なかなか会えないとっておきの野草なので紹介しようと思います。

撮影場所はよく知られているところですが、
ここではあえて伏せておきたいと思います。

まずはクモイコザクラから。

DSC_0485.jpg

サクラソウの仲間は美しい花を咲かせるものが多く
どの花も魅力的なのですが、
クモイコザクラはその中でも美しさが際立っているように感じます。
岩の隙間に根を下ろして咲く景観は美しさだけでなく
逞しさや生命力を強く感じさせます。

IMG_0093.jpg

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DSC_0511.jpg

写真を振り返りながらその時のトキメキが蘇ってきました。
本当に美しい花です。

次はホテイラン。

DSC_0609.jpg

今年は3つ立ち並ぶゴージャスな場面を見せていただきました。
美しいというかどこか魅惑的な不思議な魅力を感じる花ですね。
魅力と言うより魔力と言った方がいいかもしれません。
湿潤な森の中で花を咲かせるランの仲間は
どれも不思議な魅力に満ち満ちています。

IMG_0175.jpg

ただ一つだけ個人的な見解を申し述べるなら、
知られた場所で観察するのはあまり感動がないんですね。
咲いているのが当たり前なので見られなかったらがっかりします。
本来野草との向き合い方は、散策しながら自然に咲く花を自然体で見つめること。
つまりスポット的に咲く場所を訪れてお目当ての花を観察するのではなく、
森の中に足を踏み入れて、森全体の営みを肌で感じながら
その中で足元に咲く野草にも目を向けてみる。
そんな行為が本来の自然観察なんだろうなと思っています。

野草だけにフォーカスして、特に珍しい花や希少種などの観察に
スポット的に訪れるのは、個人的には心から楽しめる行為ではないのかなと思っています。
実際にこれまで観察してきて心に残っている場面や花は、
全て散策の中でたまたま出会ったものばかりなんですね。
その中にはたいして珍しくもない花もあるのですが
出会いまでの過程というか流れがトキメキを生み出します。

最近はランの仲間をはじめとして希少種と言われる植物が
さらに激減しているのが実態で、いろいろと保護されるようにもなってきました。
これはとても大切なことなので種が絶えないように保護してほしいと思うのですが、
いろいろと難しい問題もあるようです。
自然保護の在り方はいろいろと試行錯誤されているようですが、
自然はトータルバランスの中で成り立っています。
人が介入してなんとかしようと思ってもトータルバランスにまで
踏み込むことは非常に難しいことなのかもしれません。

そもそも人の介入によって自然体系のバランスが崩れてきているところに
人によってそれを解決しようとするのは無理があるのかもしれません。

一番いいのは自然に任せて人が介入しないことなのかなとも思います。
人が介入しないということは山にも入らないということで、
自然の営みに任せるということなんですね。
森が自然に調和を図って整えてくれるような気がしないでもありません。

難しい問題ですね。

まあ勝手なことを言ってますが、
これからも山に入って好きな野草をスポット的に訪ねることもあるだろうし、
知らない山を散策しながらトキメキの出会いが待っているかもしれません。
この流れも自然体であればいいのかなと思っています。

あまりとやかく考えないことが人生を楽しむ秘訣。
好きなことを好きなようにやって楽しめればそれが全て。

これが結論と言うことで。

理屈が長くなってしまいました。
口直しにホテイランを。

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トキメキの光景2016 白馬三山投影 [トキメキ2016]

トキメキの光景2016 第5弾は
白馬三山投影。

DSC_1314.jpg

撮影は2016年6月3日
撮影時刻は午前5時15分

2016年に大好きな白馬村を訪れたのは4度。
4月、6月、9月、11月の4回ですが、例年と比べると少なかった印象です。
特に盛夏に一度も訪れなかったのは珍しい年だったかもしれません。

大好きな白馬岳に登ることもなく、
盛夏の八方尾根の花を見ることもなく、
時が過ぎて行ってしまった感があります。

それでも訪れれば必ずトキメク場面が待っているのでから
回数を気にすることもないですね。

冒頭の写真は前日に猿倉から白馬尻まで散策した翌朝になります。
いつもの道の駅で車中泊した私は日の出前から周辺の田園風景を
撮影するのが常となっています。
季節を変えて撮影していますが、
どの季節も白馬村らしい田舎の風景を展開してくれます。
この日も道端に咲く野草と田園風景を朝の光の中で楽しもうと思っていたのですが、
風もなくとても空気の澄んだ爽やかな朝でした。

この時、今日は白馬三山を撮影するのに絶好の天気と判断しました。
ちょうど白馬村では田植えが済んだばかりだったので、
田んぼに映る白馬三山が見られるはずと思って車を移動しました。
でもどこがいいか当てがあるわけではありません。
こんな時はいつも自分の勘を頼りに適当に車を走らせます。
ゆっくり場所を選んでいる時間はないので
適当に走って適当な場所で撮影しないと、いい条件での撮影ができなくなります。

そしてほんの1㎞ほど走った場所にあった田んぼの縁から
撮影したのがこの写真です。

DSC_1311.jpg

見事に白馬三山を鏡のように映していました。
植えられたばかりの苗の緑とそこに映る空の青、
そして静かに佇む残雪の白馬三山が
自分だけの大きなスクリーンに映し出されたようで
感動しました。
やったね!
想像した以上の展開に驚きました。

白馬村の美しい風景はまだまだありますが、
ベストショットはこれかなと思って紹介しました。

一つだけ実現していないのが真冬の白馬村風景。
青空の下で雪景色の白馬村を撮影したのですが
いつも曇天だったり雪が降ったりでいまだに実現できていません。
ひょっとしたらこの冬にチャンスが巡ってきそうな予感がしています。


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トキメキの光景2016 近所のスミレ [トキメキ2016]

トキメキの光景2016 第4弾は
近所のスミレ。

IMG_0089.jpg

近所ってどこ?と聞かれそうですが
自宅から5㎞ほど離れた田園地帯を流れる農業用水沿いの一角。

2年前にたまたま通りがかりにアリアケスミレが群生しているのを見つけて
今年もと思って出かけたついでに、その周辺を散策していたら、
この場所にたどり着いたという訳なんです。

スミレは道端にも結構咲いていましたが
この場所は遠くからでも咲いている様子がわかるほどでした。
もともと身近なスミレなので珍しくもなく、単なる田舎の風景なのかもしれませんが、
スミレ好きの私にとっては特別な風景として映ります。
タイトル通りに大いにトキメキました。

IMG_0085.jpg

どうです?
すごいですよね。
もう何十年もスミレの観察をしていますが
これだけ密に群生するところはあまりないですね。

しかもこの周辺にはアリアケスミレも群生しているし
ヒメスミレも群生しています。
普通ヒメスミレは花期が早く
スミレが咲くころには終わっていることが多いのですが、
この周辺はヒメスミレも健在で同時に見られるスペシャルな場所なんですね。
ノジスミレも群生しますが、さすがに残り花が多くなります。

IMG_0176.jpg

用水の内側はコンクリートブロックで固められていても
隙間からスミレがいくつも咲いています。
こんな場所が好きなんですね。

IMG_0121.jpg

そんな訳でここは私にとってはスミレ観察のとっておきの場所となりました。
興味のある方にはご案内したいのですが、
毎年同じように咲くとは限らないのが道端の野草です。
広い田んぼが広がる地域ですのでトラクターも入るし
時には除草剤も撒かれたりしています。

来年も見られるといいな!


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トキメキの光景2016 国上山のスミレサイシン [トキメキ2016]

トキメキの光景2016の第三弾は
新潟県にある国上山のスミレサイシン。

この山は弥彦山のすぐ南に位置し標高も低く
ハイキング感覚で歩ける山なんですが、春のカタクリ群生はよく知られています。
ミスミソウも結構咲くので春は花散策が楽しい山ですね。
紹介するのはカタクリではなくスミレサイシン。

スミレサイシンは日本海側の多雪地域に多く見られるスミレで
太平洋側に住む私にとっては近くで見られないスミレなんですね。
珍しいスミレではないのですが、
この国上山でスミレサイシンの群生に出会いました。
スミレに興味がなければどうってことない風景かもしれませんが、
スミレ好きの私にとってはトキメク光景でした。

写真は全てクリックすると大きくなります。ぜひ大画面でどうぞ。
DSC_7600.jpg

カタクリも混じってとてもカラフルです。
スミレサイシンは他のスミレと比べても花が大きいのも魅力的です。
それに花の色が濃いのもいいですね。

実はこの山を訪れたのはナガハシスミレの群生が見たかったからなんですね。
昨年この山を初めて訪れた時に斜面がナガハシスミレで埋め尽くされている
場面に出会いました。
それはそれは見事でトキメクというレベルを超えるものでした。
そんなナガハシスミレがもう一度見られないかなと期待したのですが、
まだ咲き始めたばかりでその希望は叶えられませんでした。

その代わりということでしょうか。
スミレサイシンの群生が突然現れて、
これでどうだ!
と見せられたような気がします。

DSC_7595.jpg

文句ない文句ない、十分でございます。
と国上山の神様に申し上げた次第ということで。

せっかくなので昨年のナガハシスミレの様子を1枚だけ。

DSC_7363.jpg

もう一度見たいと思った私の気持ちはわかりますよね。

来年も行きたい衝動に駆られてきました。


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トキメキの光景2016 弥彦山のミスミソウとカタクリ [トキメキ2016]

トキメキの光景2016の第二弾は
弥彦山のミスミソウとカタクリ。

これまで日本海側に咲くミスミソウ(オオミスミソウ)は
いろんな場所で見てきましたが、弥彦山は二度目になります。

最初は4月上旬だったのでミスミソウは終盤でしたが
キクザキイチゲやカタクリ、ミチノクエンゴサクなどのお花畑に
圧倒されたのを思い出します。

そして今年はミスミソウのいい時期に訪れたいと
タイミングを計って出かけてきました。
弥彦山に登ったのは3月30日。
スミソウは別名雪割草と言われるように雪解けのタイミングで咲く時期が
毎年異なります。
早い年では3月20日前後に花盛りを迎えることもあれば、
遅い年では4月上旬にずれ込むこともあります。
それだけに花期を読むのが難しい花かもしれません。
幸い最近はネットで開花情報なども流れることもあって
おおよその見当がつくのでありがたいなと思っています。

さてミスミソウを目当てに登った弥彦山でしたが、
カタクリの多さに驚きました。
もちろんミスミソウも良かったのですが、
カタクリは山の斜面、尾根づたいなどいたる所に咲いていて
それはそれは幸せな光景でした。

写真はほんの一部ですが、とても素晴らしい山なので
ぜひぜひ登ってみてほしいなと思います。

まずはミスミソウの咲く風景から

DSC_7383.jpg

新潟にはもっともっとミスミソウが密に咲くところもありますが
弥彦山に咲くミスミソウの景観もとても素晴らしいものです。

DSC_7410.jpg

カタクリと一緒にミスミソウも咲いています。
写真はルート沿いで見られる光景ばかりです。

では次はカタクリ

DSC_7418.jpg

山の斜面に咲く景観がいいですね。
私の大好きな情景です。

DSC_7524.jpg

カタクリの群生地として観光名所になっているところでは
どこか不自然な感じがするところもあるのですが、
弥彦山は自然に咲く本来の姿が見られる絶好の場所ではないかと思います。


明日もまたどこか紹介したいと思います。


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トキメキの光景2016 セツブンソウ [トキメキ2016]

今日から年末にかけて
2016年に出会ったトキメキの光景を紹介したいと思います。

ブログのタイトルが「今を楽しむ悠遊Life」なのに
過去を振り返るなんてけしからんと叱られそうですが、
一年を振り返ることを楽しんでいるわけですから
今を楽しむことに変わりないということで。

実は今日からPCの中の写真を整理し始めていて
色々と見ていたら、いろんな場面でときめいた感覚が蘇ってきたものですから
そのトキメキをもう一度味わおうと思って
ブログに紹介することにしたという訳なんです。

まあ個人的な思い出に浸っているだけですのであまり期待しないで
見ていただけたらと思います。

まずはセツブンソウです。

写真はクリックすると拡大します。
20160305 セツブンソウ1.jpg

毎年訪ねている伊吹のセツブンソウですが、
今年はタイミングが良かったのかいい場面に多く出会えました。
ロープで保護されている場所ではありませんので
自然の中に咲くありのままの様子がいいですね。

もう一枚。
20160305 セツブンソウ3.jpg

これもその近くで撮影したものです。
苔むした木の根の周囲に咲くセツブンソウの姿に感動しました。

また明日も何か紹介したいと思います。
花の少ない季節ですので
改めて見るといいですね。
春が待ち遠しくなってきます。


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