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絶品リンゴレーズンパンを焼く [パン焼き]

昨年の7月に急に思い立って市販のパンを食べることを止めました。
私は朝食はパンがいいので、
これまでは生協で購入した食パンを毎日1枚か2枚食べていましたが、
生協といえどもパンには少なからず添加物が入っています。
それに特に美味しいわけではありません。

でもパンが好きなので朝はパンがいいのです。
出したての熱々コーヒーと一緒に食べるパンは一日のスタートに欠かすことができません。
そんな私が突然家内に、
「次から生協でパンを注文しなくていい」
と宣言したものだから
「どうするの?」
と家内が驚いた顔をしたのは言うまでもありません。
「自分で焼く!」

そしてその日から自分でパンを焼くようになりました。
偉いですね。
幸いアウトドアでダッチオーブンを使って焼いた経験があったので
一通りの知識はありました。
それではと最初に焼き上げたのはダッチオーブンパン。

DSC_4597.jpg

炭火を起こしてダッチオーブンの上と下に炭火を敷いて焼き上げること15分。
見事にこんがりと焼けたパンは外はカリカリ、
中はふわふわのとっても美味しいパンでした。

DSC_4600.jpg

それ以来、パンは自宅で焼くに限ると決め、
三日おきにパンを焼く習慣となりました。
焼いたパンは三日目になくなるからなんですね。

ところが毎回ダッチオーブンで焼くのが少々面倒になってきました。
そりゃそうですよね、炭を起こして準備をし、焼き終わったら片付けして
ダッチオーブンはきれいに洗ってオイルを塗る作業もしなければなりません。
初めは美味しさと自分でパンが焼けることが喜びで満足していましたが、
雨の日は外で焼けないこともあって、
簡単に家の中で焼けるレンジで焼く方向に移行していきました。

レンジのオーブン機能はやっぱり便利で、いつでも焼けるので
今ではダッチオーブンで焼くことがなくなってしまいました。
でもですね、カリカリふわふわのパンはダッチオーブンでしか焼けないんですよね。
石窯があればさらに美味しいパンが焼けるはずですが、なかなかそこまでは難しいところです。
と言いつつも、先日ピザ窯でピザを焼くことがあってその美味しさに驚き、
自宅にピザ窯を作ってみたい症候群がめらめらと燃え上がりつつあります。
それならパンも焼けるしなあと、今のところ独り言だと思って聞いておいてください。

ということでパンを焼くこと1年2か月、週に2回は焼いてきたわけですので
軽く100回以上パンを焼いてきました。
よく焼いているパンはドライフルーツを入れたパンで
クルミ、クランベリー、イチジク、レーズンの4種を贅沢に入れて焼き上げます。
いろんな人に食べてもらったしプレゼントで差し上げたこともありますが
皆さんお世辞抜きに美味しいと喜んでくれます。
自分で食べても絶品だと思っています。
他にはライ麦パン、フランスパンなども定期的に焼いています。

さて前置きが長くなりましたが、今回紹介するリンゴレーズンパンは
過去にも焼いたことがありますが、今回ブログを始めたこともあって
久しぶりに焼いて紹介してみたくなりました。
失敗したら紹介しないだけのことですから。

で、紹介しているということは、
そう美味しくできたんです。
仕上がりも味もこれまでのベストです。
そんな訳で作る過程をざっくりと紹介してみたいと思います。

その前に完成品を先に見せてしまいましょう。

ジャ~ン

IMG_0920[1].jpg

美味しそうでしょ。
まだ熱いうちに食べたらほっぺた落ちそう!
家内いわく
「美味すぎる~、売れるよ~!」
前日に仕込んでおいた煮込んだリンゴの程よい甘さとしっとりとした触感、
レーズンの風味もブレンドされて、これまで食べたことのない程のおいしさ。

それではざっくりと制作過程を。

まずは前日に仕込んだリンゴから

IMG_0908[1].jpg

リンゴ1個を2cm大くらいに刻んで鍋に入れます。
そこに砂糖を30g投入して、かき混ぜながら弱火で煮ていきます。
すぐにリンゴはしんなりして水分が出てきます。

IMG_0909[1].jpg

黄色く変わってしんなりしてきたら、シナモンパウダーを適量まぶし
ラム酒を大匙一杯ほど入れて火を止めます。
でもね、家内の留守中に作っていたらラム酒の保管場所がわからず
ラム酒の代わりにシングルモルトウイスキーを入れました。
香りづけにはなったかなと思います。
まあ適当にやればいいのです。

これで出来上がり。冷蔵庫で冷やして出番を待たせました。

さて次はパン生地作り。

今回の材料は
強力粉300g
ドライイースト5.5g
塩5g
砂糖25g
牛乳175g
バター15g

細かい数字になっていますが、実際には適当です。
一応どれくらい入ったかは確認しますが
大切なのは牛乳(水)の量。
今回はより美味しいパンにしようと牛乳を使いましたが普段は水を使っています。
生地を手でこねて作っていますので、この水の量が多すぎると
生地が手にまとわりついていい生地ができません。
5cc違うだけでも全然違いますので、水は正確に量って入れるようにします。
但し天候や気温、粉によっても変わってくるので、
少なめに入れてこねながら調整するのが一番です。

IMG_0910[1].jpg

生地ができたらボールに入れラップをして一次発酵させます。
約1時間で発酵します。写真を撮るのを忘れましたが
ボール一杯に広がり上のラップにもつくほど発酵して大きくなりました。

次はその生地をテーブルの上に置きぱんぱんと叩くように
ガス抜きをしてから広げていきます。

IMG_0912[1].jpg

そして広げた生地の上に仕込んでおいたリンゴと
あらかじめ水で戻しておいたレーズンを敷いていきます。
この作業が楽しいんですね。
たっぷり敷くほど幸せになります。

IMG_0913[1].jpg

そしてこの生地をくるくると巻いていって
最後をしっかりと閉じます。
これをよく切れる包丁やナイフで8等分にカットします。

IMG_0915[1].jpg

それを皿に並べてラップをし二次発酵させます。
15分くらいで隙間がなくなります。

IMG_0916[1].jpg

二次発酵も済んで焼く前の状態です。

そしていよいよ焼きに入ります。
レンジを180℃に予熱しておいて
200℃で20分間焼き上げます。

IMG_0918[1].jpg

15分を過ぎる頃から部屋中にパンが焼ける香りが充満してきます。
幸せの香りですね。
この過程が自宅でパンを焼く醍醐味かもしれません。

そしてピーピーと鳴って焼き上がりです。
レンジの扉を開ける瞬間がたまりません。

IMG_0920[1].jpg

早く食べたい衝動に駆られますが
冷めるまでじっと我慢、レンジの外に出して少し冷めてきたところで
早速いただきました。
熱いうちに食べられるのは自家製パンだからこそ。
この贅沢は市販のパンでは味わえません。
しかも自家製パンは無添加の安心安全パン。

予想以上に美味しいパンに焼きあがって
幸せボルテージがさらに高まりました。


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コメント 2

みちほ

うぅ~ん!たまらん(笑)
いい香りが漂ってきます・・・ リンゴとシナモン合うよね!
それとレーズンか・・・
以前いただいたレーズンとクルミのパンもうまかったな(笑)
またお逢いしてご馳走してくださいませ!!
by みちほ (2016-09-20 19:33) 

toshi54

みちほさん、
自画自賛のりんごレーズンパンでした。

次はみちほさんのために
ラム酒とシナモンを多めに入れて
焼いてみようかな。
by toshi54 (2016-09-21 06:23) 

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