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きゅうりの気持ち [自然農]

私がお気に入りで作っているきゅうりは八町きゅうり。

信州の伝統野菜でずんぐりむっくりした形をしていて
皮が薄く肉厚で種が少なく歯切れがよくて香り豊かなきゅうりです。

以前は他のきゅうりも育てていたのですが
八町きゅうりの美味しさに勝るきゅうりがないので
いまではこれだけで十分という感覚です。

その八町きゅうりから今年はメッセージを頂きました。

どんなメッセージでしょう。

それは種を蒔く時期を心得よ
というものでした。

どういうことかと言うと
蒔く時期が早いとほとんど発芽しなくて
タイミングが合えば全部出るというものでした。

最初に蒔いたのは3月上旬。
ポケット催芽して芽出しを促したものを
ポットに蒔いたのですが
発芽して成長してくれたのは
15ポットの内1ポットだけ。
ティピー温室にも入れて温めていたにもかかわらずです。

恐らく種が悪いのだろうと疑いました。

そして3月19日に
2度目の種蒔き。
2度目も15ポット。
発芽したのは3ポットのみ。

これでは自分が描くきゅうり栽培ができない。
とめげずに3度目の種蒔き。
今度は9ポット。

種は昨年種取りした同じ種。

そうしたらどうでしょう。
全部発芽しました。

IMG_0071.jpg

3粒ずつ蒔いた種がほとんど全部出ています。

種が悪かった訳ではなかったようです。

やはり種を蒔くタイミングなのでしょう。

どんな種もそうですが
蒔けば水をやり早く出てほしいと催促します。
でもその催促は自分の都合なんですね。

まだ出たくないのに早く出ろと勝手に指示して
期待を掛けます。
もちろんそんなこちらの気持ちに応えてくれることもありますが
種が心から喜んでいるとは言えないかもしれません。

種には種の意思があり自分の発芽したいタイミングを知っています。

強制的に発芽を促されれば
しかたなく出てくれることがあっても
自らの意思に反することになります。

やっぱり種の意思に任せるのが
本当の意味での自然農ではと気づかされました。

こぼれ種から出てくるものは自らの意思で出てきます。
だから元気なものが多い訳ですね。

きゅうりにはきゅうりの気持ちがある。
それをくみ取ってあげることが
大切なんだと。
きゅうりの気持ちに寄り添って育ててあげると
ストレスなく成長してさらに美味しいきゅうりになってくれると
そう確信しました。


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