トキメキの光景2016 戸隠鏡池 [トキメキ2016]
トキメキの光景2016 第10弾(最終回)は
戸隠鏡池です。
戸隠は私のお気に入りのフィールドで
昔は毎年のように訪れていました。
目的は野草の撮影が第一でしたが当時はオートキャンプにはまっていて
戸隠村営キャンプ場でキャンプをしながら
撮影を楽しんだものです。
季節は5月上旬、残雪がまだら模様に残る頃で
森林植物園などではミズバショウのいい頃です。
他にもリュウキンカやカタクリやキクザキイチゲなどが咲き乱れ
とても素晴らしい景観に酔いしれました。
戸隠へは大好きな白馬村経由で出かけるのが定番で
白馬村では桜の咲く春爛漫の季節なのも魅力でした。
そんな戸隠へ毎年のように通いましたが、
秋に訪れたことはありません。
それじゃあ一度秋の戸隠を訪ねてみましょうと今年出かけてきました。
紅葉も面白そうだったし、美味しい蕎麦も食べたいと勇んで出かけてみると、
あっと驚く絶景でした。
紅葉はピーク少し前でしたが、特に鏡池はその名の通り
池面に鮮やかな紅葉や戸隠連山を映し、これが噂の鏡池なんだと感嘆しました。
もちろん鏡池は何度も訪れていますが紅葉の頃がいいと言われるのは
こういうことだったんだと納得した次第。
びっくりしたのはカメラマンの多いこと。
鏡池の縁にずらっと三脚が並んでガシャガシャと撮影していました。
私が最も苦手な場面ですが、隙間から少しだけ撮影させてもらいました。
まさしく鏡のように景色が映っていますね。
気持ちのいい光景です。
でもね、この写真はカメラマンのほとんどが帰ってしまった後なんですね。
ここがミソ。
ほとんどのカメラマンは朝早くからスタンバイして
日の出前から撮影しだして日の出後少しの時間で帰ってしまうんですね。
この日はその時間帯では青空がなく薄い雲が広がっていました。
したがって空を入れて撮影するとちょっと冴えない写真になります。
池に映る紅葉と山肌で勝負してもいいのですが、
結果的に青空のある写真と比較してみると
断然青空があった方がスカッとしていいんですね。
紅葉も映えます。
朝のもやった情景や朝陽がスポット的に差し込んだ瞬間だったり
撮影してみたい場面は多くありますが、イメージが膨らみ過ぎて
今日はだめだ!と決めつけてしまうカメラマンの多いこと。
違うんだよな。
日が昇ってしまうといい写真は撮れないと思ってない?
人それぞれだから別にいいんだけれど、
この後雲が切れて青空が覗いてくることをなんとなく感じたし
青空が出ると朝よりいい写真になると思って、池を一周してきたんですね。
そしてご覧の風景になったという訳なんです。
優れた写真家のベストショット等を見ると、同じような写真を撮ってみたいと思うし、
そんな場面に出会ってみたいとも思います。
でも真似してできるものなら簡単ですよね。
実は素晴らしい写真にはそれなりの裏付けがあることを知らなければなりません。
偶然のようでもその場に居合わせるまでの過程や
写真の技術もあります。
さらにその風景に対する思い入れや受け止め方も違うはずです。
同じ場所で同じように撮影しても人が違えば当然作品も違ってきます。
写真の良し悪しは一口で語るのは難しいのですが、
撮影者の思い入れや感動などが見える写真がいい写真だと思っています。
トキメキの光景2016は10回にわたって連載させていただきました。
おつきあいありがとうございました。
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戸隠鏡池です。
戸隠は私のお気に入りのフィールドで
昔は毎年のように訪れていました。
目的は野草の撮影が第一でしたが当時はオートキャンプにはまっていて
戸隠村営キャンプ場でキャンプをしながら
撮影を楽しんだものです。
季節は5月上旬、残雪がまだら模様に残る頃で
森林植物園などではミズバショウのいい頃です。
他にもリュウキンカやカタクリやキクザキイチゲなどが咲き乱れ
とても素晴らしい景観に酔いしれました。
戸隠へは大好きな白馬村経由で出かけるのが定番で
白馬村では桜の咲く春爛漫の季節なのも魅力でした。
そんな戸隠へ毎年のように通いましたが、
秋に訪れたことはありません。
それじゃあ一度秋の戸隠を訪ねてみましょうと今年出かけてきました。
紅葉も面白そうだったし、美味しい蕎麦も食べたいと勇んで出かけてみると、
あっと驚く絶景でした。
紅葉はピーク少し前でしたが、特に鏡池はその名の通り
池面に鮮やかな紅葉や戸隠連山を映し、これが噂の鏡池なんだと感嘆しました。
もちろん鏡池は何度も訪れていますが紅葉の頃がいいと言われるのは
こういうことだったんだと納得した次第。
びっくりしたのはカメラマンの多いこと。
鏡池の縁にずらっと三脚が並んでガシャガシャと撮影していました。
私が最も苦手な場面ですが、隙間から少しだけ撮影させてもらいました。
まさしく鏡のように景色が映っていますね。
気持ちのいい光景です。
でもね、この写真はカメラマンのほとんどが帰ってしまった後なんですね。
ここがミソ。
ほとんどのカメラマンは朝早くからスタンバイして
日の出前から撮影しだして日の出後少しの時間で帰ってしまうんですね。
この日はその時間帯では青空がなく薄い雲が広がっていました。
したがって空を入れて撮影するとちょっと冴えない写真になります。
池に映る紅葉と山肌で勝負してもいいのですが、
結果的に青空のある写真と比較してみると
断然青空があった方がスカッとしていいんですね。
紅葉も映えます。
朝のもやった情景や朝陽がスポット的に差し込んだ瞬間だったり
撮影してみたい場面は多くありますが、イメージが膨らみ過ぎて
今日はだめだ!と決めつけてしまうカメラマンの多いこと。
違うんだよな。
日が昇ってしまうといい写真は撮れないと思ってない?
人それぞれだから別にいいんだけれど、
この後雲が切れて青空が覗いてくることをなんとなく感じたし
青空が出ると朝よりいい写真になると思って、池を一周してきたんですね。
そしてご覧の風景になったという訳なんです。
優れた写真家のベストショット等を見ると、同じような写真を撮ってみたいと思うし、
そんな場面に出会ってみたいとも思います。
でも真似してできるものなら簡単ですよね。
実は素晴らしい写真にはそれなりの裏付けがあることを知らなければなりません。
偶然のようでもその場に居合わせるまでの過程や
写真の技術もあります。
さらにその風景に対する思い入れや受け止め方も違うはずです。
同じ場所で同じように撮影しても人が違えば当然作品も違ってきます。
写真の良し悪しは一口で語るのは難しいのですが、
撮影者の思い入れや感動などが見える写真がいい写真だと思っています。
トキメキの光景2016は10回にわたって連載させていただきました。
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2016-12-24 18:18
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