山ぶどうジャム作り [ジャム作り]
台風21号がもたらした置き土産がこれ。
山ぶどうです。
いっぱい落ちていました。
山ぶどうは野生のブドウです。
つる性の植物なので周囲の樹木などに絡みついて上に登っていきます。
夏の間は気づかないのですが
秋になって紅葉が始まると丸い大きな葉が紅く色づいて
ここに山ぶどうがあることを教えてくれます。
この写真は3年前の乗鞍でのものですが
見上げながら望遠で撮影しています。
中にはこんなに綺麗に紅葉してはっとする場面も多くあります。
とても魅力的な植物です。
ところが山ぶどうの実を採ろうとすると
そんなに簡単ではないんですね。
すぐそばで手の届く範囲に実をつけていれば訳ないのですが
そんな条件のいい山ぶどうは稀で
ほとんどは見上げる高い場所に実をつけていることが多いのです。
しかも山ぶどうは美味しいのでライバルも多く、
猿や熊、もちろん地元の方々など実のできるのを
待ち焦がれている人も多いので、
私のような旅人はそのおこぼれに預かれれば運がいいね
という感じです。
それが今回は足元にしかも大量に落ちていたということなので
これ以上のことはありません。
しかもプリプリとした新鮮な実ばかり。
台風による強風で落ちたものを
その翌朝拾うという幸運です。
「これは山の神様からのプレゼントだね。」
と家内と話しながら拾わせてもらいました。
ありがたやありがたやです。
そして拾ってきた実を洗って
綺麗な実を房から一つずつはずしてみると
これだけありました。
全部で1.5㎏ありました。
山の宝石のような輝きです。
美しい!
さてこれをどう利用しましょう?
色々と考えた結果、まずはジャムとジュースかなということで
早速作ってみました。
使用したのはこの内の半分弱。
実際に重さを計ってみたら640g使用しました。
では順にジャムを作る過程を紹介します。
洗った実を鍋に入れて火をかけます。
水は入れません。そのまま投入です。
中火で粒を潰しながら沸騰寸前まで煮ていきます。
それをこんな金ざるで皮や種を濾して
ジュースを絞り出します。
もったいないので徹底的に絞ります。
布などで絞りながら濾してもいいですね。
これだけ絞り出しました。
それを計量してみると
337gありました。
640gあった実が絞ると337gになった訳ですから
約半分になった訳ですね。
そして今度はそのジュースに砂糖を入れて煮込みます。
砂糖の分量はジュースの30~50%と
レシピによって大きな差がありましたので
私は真ん中を取って40%にしてみました。
砂糖はグラニュー糖を使用。
最初は砂糖を半分入れて中火で煮込みます。
アクが出てくるのでそれを取り除きます。
沸騰寸前になったら残りの砂糖を入れて
引き続き煮込みますが、
あまりぷくぷくならないように弱火で煮込んでいきます。
そしてスプーンですくってみて
少しとろみが出てきたところで火を止めます。
ここの判断が少し難しいのですが
明らかにとろっとしてくるまで煮込んでしまうと
冷めた時に固くなりすぎてしまうようなので
少し早めに止めた方がいいかもしれません。
こんな感じに仕上がりました。
舐めてみると甘酸っぱくて、美味い!
そして殺菌した瓶に詰めれば完成です。
小さな瓶に2瓶できました。
後にジュースが写っていますが
それは濾した搾りかすに水と砂糖を入れて再び煮込んだものです。
本当の山ぶどうジュースは実を潰して絞ったものですが、
搾りかすからでも十分に美味しいジュースができるので
捨ててしまうのはもったいないですね。
そして出来上がったジャムを早速食べてみました。
せっかくなのでフランスパンを焼いて
バターと一緒に食べたら美味しいだろうと思ってやってみました。
どうです?
たっぷり過ぎる山ぶどうジャムを乗せて、
食べてみると、
もう最高!絶品です。
山ぶどうの香りと甘酸っぱさが口いっぱいに広がって
バターと絶妙のコンビネーションです。
カリカリのフランスパンも香ばしくて
病みつきになりそう!
自家製だからこその味なんですね。
買ったジャムも美味しいのですが
それを明らかに凌ぐ味です。
作ってよかった!
拾ってよかった!
山の恵みに感謝です。
そしてもう一つのアイデアは
山ぶどうの酵母を作ってパンを焼いてみようというもの。
その仕込みも合わせてやっておきました。
瓶に適量の山ぶどうと水を入れ
砂糖を大匙2杯入れてかき混ぜておくだけです。
3,4日すれば発酵するはずです。
(この写真の後、実を潰しました)
いやはや美味しくて楽しい作業です。
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山ぶどうです。
いっぱい落ちていました。
山ぶどうは野生のブドウです。
つる性の植物なので周囲の樹木などに絡みついて上に登っていきます。
夏の間は気づかないのですが
秋になって紅葉が始まると丸い大きな葉が紅く色づいて
ここに山ぶどうがあることを教えてくれます。
この写真は3年前の乗鞍でのものですが
見上げながら望遠で撮影しています。
中にはこんなに綺麗に紅葉してはっとする場面も多くあります。
とても魅力的な植物です。
ところが山ぶどうの実を採ろうとすると
そんなに簡単ではないんですね。
すぐそばで手の届く範囲に実をつけていれば訳ないのですが
そんな条件のいい山ぶどうは稀で
ほとんどは見上げる高い場所に実をつけていることが多いのです。
しかも山ぶどうは美味しいのでライバルも多く、
猿や熊、もちろん地元の方々など実のできるのを
待ち焦がれている人も多いので、
私のような旅人はそのおこぼれに預かれれば運がいいね
という感じです。
それが今回は足元にしかも大量に落ちていたということなので
これ以上のことはありません。
しかもプリプリとした新鮮な実ばかり。
台風による強風で落ちたものを
その翌朝拾うという幸運です。
「これは山の神様からのプレゼントだね。」
と家内と話しながら拾わせてもらいました。
ありがたやありがたやです。
そして拾ってきた実を洗って
綺麗な実を房から一つずつはずしてみると
これだけありました。
全部で1.5㎏ありました。
山の宝石のような輝きです。
美しい!
さてこれをどう利用しましょう?
色々と考えた結果、まずはジャムとジュースかなということで
早速作ってみました。
使用したのはこの内の半分弱。
実際に重さを計ってみたら640g使用しました。
では順にジャムを作る過程を紹介します。
洗った実を鍋に入れて火をかけます。
水は入れません。そのまま投入です。
中火で粒を潰しながら沸騰寸前まで煮ていきます。
それをこんな金ざるで皮や種を濾して
ジュースを絞り出します。
もったいないので徹底的に絞ります。
布などで絞りながら濾してもいいですね。
これだけ絞り出しました。
それを計量してみると
337gありました。
640gあった実が絞ると337gになった訳ですから
約半分になった訳ですね。
そして今度はそのジュースに砂糖を入れて煮込みます。
砂糖の分量はジュースの30~50%と
レシピによって大きな差がありましたので
私は真ん中を取って40%にしてみました。
砂糖はグラニュー糖を使用。
最初は砂糖を半分入れて中火で煮込みます。
アクが出てくるのでそれを取り除きます。
沸騰寸前になったら残りの砂糖を入れて
引き続き煮込みますが、
あまりぷくぷくならないように弱火で煮込んでいきます。
そしてスプーンですくってみて
少しとろみが出てきたところで火を止めます。
ここの判断が少し難しいのですが
明らかにとろっとしてくるまで煮込んでしまうと
冷めた時に固くなりすぎてしまうようなので
少し早めに止めた方がいいかもしれません。
こんな感じに仕上がりました。
舐めてみると甘酸っぱくて、美味い!
そして殺菌した瓶に詰めれば完成です。
小さな瓶に2瓶できました。
後にジュースが写っていますが
それは濾した搾りかすに水と砂糖を入れて再び煮込んだものです。
本当の山ぶどうジュースは実を潰して絞ったものですが、
搾りかすからでも十分に美味しいジュースができるので
捨ててしまうのはもったいないですね。
そして出来上がったジャムを早速食べてみました。
せっかくなのでフランスパンを焼いて
バターと一緒に食べたら美味しいだろうと思ってやってみました。
どうです?
たっぷり過ぎる山ぶどうジャムを乗せて、
食べてみると、
もう最高!絶品です。
山ぶどうの香りと甘酸っぱさが口いっぱいに広がって
バターと絶妙のコンビネーションです。
カリカリのフランスパンも香ばしくて
病みつきになりそう!
自家製だからこその味なんですね。
買ったジャムも美味しいのですが
それを明らかに凌ぐ味です。
作ってよかった!
拾ってよかった!
山の恵みに感謝です。
そしてもう一つのアイデアは
山ぶどうの酵母を作ってパンを焼いてみようというもの。
その仕込みも合わせてやっておきました。
瓶に適量の山ぶどうと水を入れ
砂糖を大匙2杯入れてかき混ぜておくだけです。
3,4日すれば発酵するはずです。
(この写真の後、実を潰しました)
いやはや美味しくて楽しい作業です。
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2017-10-27 08:28
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