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霜とタンポポ [霜]

寒さも峠を越したようでやれやれというところですが、
朝の気温を見るとまだまだ氷点下の日も多くあるようです。

寒いのは少々苦手なのに
早朝から霜の撮影に好んで出ていくのはどういうこと?

言ってることとやってることにギャップがある!

でもね霜の美しさにはまると寒さなんて関係ない!
ということでして。

この冬も何度霜の撮影に出たのでしょう?
ほとんど毎日のように出ていると思われた方、それははずれです。
実は霜は思ったようになかなか降りないものです。
ご存知のように霜は地表の水蒸気が冷やされて
細かい氷の結晶が植物などの表面に付くものですが、
気温が下がれば霜が付くわけではなく、それなりの湿度がないと霜は降りません。
冬は乾燥しているので霜の条件としてはあまりよくないんですね。
さらに風が吹いていると霜が降りないんです。

いろんな条件が整ってはじめて霜が降りるわけですので
私が毎朝、霜が降りていないかなあと待ち焦がれるのは
わかってもらえそうですね。

そんな訳で霜の撮影のできる日はたまにしかないというのが現実です。

今回は霜とタンポポということで
少しだけ紹介します。

タンポポは日本全国どこにでもありますが
地域によって種類が違います。
私の住む愛知県ではトウカイタンポポ(ヒロハタンポポ)、
関東ではカントウタンポポ、関西ではカンサイタンポポ、
北国ではエゾタンポポなど色々あります。
そして広く全国に広がっているのがセイヨウタンポポ。

ここで紹介するタンポポはセイヨウタンポポになります。
冬の間でも花が見られるのはセイヨウタンポポなんですね。
トウカイタンポポは真冬では花は見られません。
さすがに日本の気候風土をわきまえています。

さて霜とタンポポの写真を見てみましょう。

まずは綿毛と霜
クリックして大きな画像で見てください。
DSC_8904.jpg

残り少ない綿毛に霜が付きました。
僅かな霜でもこれが面白い。
接写をしなければ見えない世界です。
でもここに自然が作る美しさがあります。

DSC_8890.jpg

綿毛に霜の帽子を被っています。
綿毛そのものが白いので霜とのめりはりがありませんが、
冬の朝のこんな情景もいいもんです。

DSC_8893.jpg

これは霜にフォーカスしているのではなく、
綿毛の輝きに注目して撮影した写真ですが、
冷え込んだ朝の空気感が感じ取れるのではないでしょうか。

DSC_8328.jpg

すっかり花が開いているセイヨウタンポポと霜。
ここまで綺麗に咲いていると、寒さより暖かさを感じてしまいます。
強いエネルギーに満ちていますね。

DSC_8697.jpg

これは雪が降った翌日の朝に撮影したもの。
霜というより凍った感じがしますね。

一口に霜の撮影と言ってもいろんな場面があります。
今日はどんな場面に会えるかなといつもワクワクしながら
外に飛び出します。

いい写真が撮れる時もありますが、大した成果もなく帰ってくることもあります。
でもどんな時でもハッピーになれます。
自然と向き合っているのが一番ですね。
摩擦はゼロ。
こころの潤滑油ですね。


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