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感謝を込めて今年最後の収穫 [自然農]

今日は大晦日。

一年間楽しませてもらった畑と野菜たちに感謝をしながら
今年最後の収穫です。

IMG_4439.jpg

自然農で作る野菜は決して大きくないし
見栄えも良くないものが多いのですが
味と栄養価はどこにも負けない野菜ばかり。

先日ニンジンが少し切れてしまったので
地元で評判のニンジンを少しだけ購入しました。
びっくりするほど大きくて立派なニンジンでしたが
食べてみると味が薄くニンジンらしい風味も少ないものでした。
地元ではブランド化もされているニンジンなのに
実態はこんなものかとちょっとがっかり。

耕して肥料をやって農薬を使う野菜は
大なり小なりこんなものなんだろうなと思っちゃいます。

そもそも野菜は人の手によって改良されてきたものなので
自然のものとは言い難いのですが
人間が生きる上に不可欠な食料を
知恵と工夫によっていろんな野菜に作り上げてきました。

その恩恵を受けていまの私たちが生きています。

問題なのは野菜を作ることが営利目的に走りすぎているきらいがあること。
大きくて形がよくて綺麗なものを作り
大量生産と合理化によって短期間に育てることを目指しています。
野菜や果物の美味しさも糖度を基準にしているきらいがあって
うま味や栄養価のことはほとんど無視されていると言ってもいいでしょう。

そもそも人が野菜を食べるのは生きるため。
生きるために必要なのは見た目や形や色ではないはず。
栄養価なんですね。
そして美味しいこと。
本当の美味しさを知らない人が多くなって
不味い野菜が売られていても気づきません。
それは本当に美味しい味を知らないから。

子供の野菜嫌いが多いのは
子供が正直だから。
不味いものは食べたくない。
そこになぜ気づかないのかなと思います。

自然農で作られた野菜の美味しさは
大地の香りがするから。
言い換えれば自然な味とも言えます。
肥料を与えて無理に成長を促すのではなく
野菜の生命力に任せてゆっくりじっくり養分を吸収してもらう。
大きくなるものもあれば小さなものがあるのは当たり前。
それが個性というもの。
全て同じ大きさに育ったら不気味です。

自然農を始めて7年が過ぎようとしています。
うまく出来る野菜もあればなかなか育たない野菜もあります。
全ての野菜が上手く育つ畑にする必要もないし
自分の土地に合った野菜を見極めながら育てていると
楽しみも多くなります。
出来ないことにフォーカスするのではなく
出来ることにフォーカスしていると
いつの間にかうまく出来なかった野菜が育つようになったりするものです。

年末年始は寒波襲来で寒くなる予報ですね。
今年最後の収穫野菜を使って鍋でもやりましょうか。
温まって新年を迎えたいと思います。

皆さんよいお年を。


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