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種籾の塩水選と温湯消毒、そして浸水 [米作り]

いよいよお米作りの準備に入りました。

まずは種籾の選別と消毒。
それから浸水です。

これは種籾を蒔く前の準備作業になります。

目的は充実した籾を選ぶことと、
消毒によって病気を防ぐこと、
浸水によって発芽を促すことです。

まずは選別ですが
その前に種籾を用意します。

昨年収穫した籾の中から良さそうなものを
種籾用に保管してあるといいのですが
そんなことをしていないので
適当に。

籾2㎏
IMG_9669.jpg

準備したい種籾は1.5㎏。
軽いものなどがはねられるので2㎏あればいいかなと。

まずは水で選別
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かなり浮いています。
この浮いた籾やごみを掬い取ります。

IMG_9671.jpg

これだけありました。
IMG_9672.jpg

随分あるものですね。

水の選別が終わったら今度は
塩水で選別します。

IMG_9673.jpg

IMG_9674.jpg

さらにこれだけ浮きました。
IMG_9676.jpg

浮いた籾を掬い取った後
IMG_9677.jpg

沈んでいる籾が種籾用になります。

全部でこれだけです。
IMG_9678.jpg

塩水を含んでいるのでよく水洗いをして塩分を抜きます。

それをネットに入れて
IMG_9680.jpg

温湯消毒します。
60℃で10分というのが基本。
IMG_9682.jpg

温度計を見ながら下がってきたらガスをつけて
60℃まで上げます。
その繰り返しで10分。

これで消毒完了。

実は慣行農法では種子消毒も薬品を使ってやります。
ネオニコチノイド系の薬品と聞きます。
苗を育てる段階でも薬が入り
田んぼには除草剤が入り
田植え後にも害虫対策で農薬が入ります。

そんなお米を安全なお米とどうして呼べるのでしょう?
いやいや決められた基準をクリアしてるから大丈夫と言っているようですが
その基準は何を基準にしているのでしょう?
他国では禁止されている農薬を日本はいまだに許可しているという現状です。

さて温湯消毒が終わったら
すぐに水洗いをします。

そしてしばらくの間浸水して発芽を促します。

理想は水温11~12℃で9日ほど浸水なのですが
私の自宅の水はこの時期、13~14℃あります。

そこで浸水時間の目安にされているのが
積算100℃。
例えば14℃の水なら100÷14=7.14
なので7日間浸水すればいいという訳です。

私の場合は蛇口から出したばかりの水が13~14℃であっても
実際には少しずつ水温が上がって15~16℃くらいになるので
100÷15=6.66
ということで6日半浸水すればいいのかなというところですが
まあ7日間やろうと思っています。

実際に計ってみると最初は13℃でした。
IMG_9685.jpg

あとは時々温度を見ながら
水を変えてやります。

一週間経つと籾がぱんぱんに膨らんで
ぽちっと芽が出始めたものも出てくるはずです。

そうしたら一日干して
翌日種籾蒔きとなります。

予定では種籾蒔きが4月27日(土)です。
なので逆算して今日選別温湯消毒をやったということなんですね。

今年も美味しいお米ができるといいなと
種籾に愛を送っておきました。

任して任して!
と言ってくれたような気がします。


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コメント 2

まさ

深谷さん、こんばんわ!
相変わらず、まめで、凄いですね!
名古屋男の神髄ですね。
自然農・お米造りの種モミ・勿論山野草画像等‥
頭が、下がります。
そうそう 日本海の海浜のスミレが、咲き始めました。
by まさ (2019-04-18 19:56) 

深谷

まささんおはようございます。

農業は私の楽しみでやっていることなので
苦労も何もないし、いつもワクワクしながらの作業です。

イソスミレ、花期と私のタイミングが合えば出かけたいところです。
また情報お願いします。
by 深谷 (2019-04-19 06:34) 

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