酒粕酵母のパンを焼くまで [パン焼き]
酒粕酵母で焼くパンが美味しいよという声が
あちこちから聞こえてくるので、
その気になって作ってみました。
どんなことでもそうですが
こういうことはタイミングというものがあって、
なんとなく作ってみたいと思っている内は実現できないんですね。
行動するためのきっかけが必要で
そのタイミングがやってくると、
知らず知らずのうちに行動を取っているということになります。
そのうちにとか、やってみたいんだけどなあと
思っている間は本当にその気になっていないので
決して実現できないものだと思っています。
今回私が酒粕酵母パンを作るきっかけとなったのは
長野県の道の駅で地元の酒造メーカーの酒粕が売られていたのを
目にしたところからなんです。
その時、私は酒粕酵母パンを焼こうという思いには至っていません。
酒粕を私と一緒に目にした家内が安いしいろいろと使い道があるので
買っていくと手にした瞬間、
そうだ、酒粕酵母のパンが美味しいと
スイッチが入ったんですね。
つまり家内が酒粕を買うと言ったことがきっかけになった訳です。
自分で目にしていてもその気にならずに
家内の一言がきっかけを作ってくれる。
面白いですね。
それでは順に酒粕酵母を起こすところから
パンを焼くまでの様子を紹介したいと思います。
まず最初にきっかけとなった酒粕です。
「大雪渓」というお酒はご存知の方も多いのではないでしょうか。
口当たりのいいまろやかなお酒です。
この大雪渓酒造の酒粕が1㎏600円で売られていました。
安いですね。
それでは手順を
と言いたいところですが、まず焼きあがった酒粕酵母パンから。
ジャーン!
別にどうってことない?
まあ焼いたものしかわからない感動かもしれませんね。
朝焼いて、出来たてのアツアツを頂いてみました。
うまっ!!
どんな味かは後ほど。
では順に手順を
まず酒粕酵母を起こすところから。
使用した酒粕は60g
これを熱湯消毒した瓶の中に入れ
水200ccを入れます。
これだけです。
えっ!これだけ!?
と思った方、これだけです。
よく振って、後は待つだけ。
保温すれば早く発酵するし、しなければ少し時間がかかるだけ。
私はそのまま常温で放置しました。
唯一やることは、時々降って攪拌し
蓋を開けて新鮮な空気に触れさせることだけ。
最初は白く沈殿しているだけのものが
3日後にはこんな風になりました。
どうです?
発酵って凄いなあと思います。
これまでも酵素を作ったり
いろんな酵母を作った経験がありますが、
いつも感動します。
それでは次はこの酵母を使って
パンを仕込むわけですが、
いきなり焼き上げるのではなく
パン種と言って、小麦粉と酵母を混ぜて発酵させたものを作ります。
このパン種をパンを焼く生地に混ぜてパンを焼くという手順です。
めんどくさい人はそのまま酵母を入れて焼いても焼けなくはないのですが
より安定した発酵と美味しいパンにするには
この手順を踏んだ方がいい訳です。
ではパン種作りです。
ボールに小麦粉(強力粉)100gを入れて
酵母70gを加えます。
この割合は1:1にするレシピもあればそうでないものもあってまちまちです。
まあやってみて自分で判断するのが一番ですね。
混ぜたものを捏ねてまとめます。
そしてラップをかけて放置します。
放置する時間は発酵する時間ですので気温などによって
変わってきます。
まあ適当でいいような気もしますが、
とりあえず私が見たレシピには5,6時間と書いてありました。
もちろん気温が低いと発酵に時間がかかります。
ざっと見て2倍になればいいのかなと。
放置しておいたらこんなんになりました。
しっとりして中から気泡も確認できます。
本当はこれを冷蔵庫で寝かせてから
次の工程に入る訳ですが、
私はそのまま突入しちゃいました。
まあ十分に時間を置いたのでいいのかなと、自己判断。
でも本当は冷蔵庫に入れることによって発酵を休ませるようです。
そして次は最初と同じように
小麦粉(強力粉)100gと酵母70gを加えてかき混ぜて
再び放置して待ちます。
今度は最初より早い時間で発酵します。
そして3度目は
小麦粉100gと水70gを加えます。
ここまでくるともう酵母でなくて水で十分なようです。
そして待つこと???時間。
もう分らなくなっちゃいました。
でもここまでくるのに2日間かかったような気がします。
どうも記憶があいまいでごめんなさい。
どうです、すごい発酵ですね。
ぷくぷく状態です。
これでパン種作りが終わりました。
さていよいよパンを焼く工程に入ります。
長い道のりですが楽しい道のりです。
パンの生地作りの工程は省略します。
写真を撮り忘れちゃいました。
いつもと同じですから。
今回のパン生地は
小麦粉 300g
パン種 140g
塩 4g
砂糖 20g
オイル 大さじ1
水110cc?
正しい配合というのはないので
これまでの経験や勘をたよりにやりました。
特に水加減は実際に生地を捏ねながら調整したので
正確な分量がわかりません。
それで少々驚いたのは
発酵にかなり時間がかかったことですね。
前夜生地を作って放置しておいて
朝確認したら僅かにしか発酵していなかったんです。
これは失敗したのかなとも思ったのですが、
そのまま焼くわけにもいかないので、
さらに放置して見届けること1日。
ようやく発酵した姿がこちら。
時間はかかりましたがイメージ通りの発酵です。
気持ちよく膨らんでくれたようで嬉しくなっちゃいました。
そしてこの生地を8分割して丸めて
二次発酵を待ちます。
最初に時間がかかったので
二次発酵も時間がかかるかもしれないと思って
夜仕込んで朝まで待ちました。
その結果
おお!膨らみましたね。
ではではと朝、焼き上げたのが最初の写真です。
ではもう一度。
焼くのはいつものようにレンジのオーブン機能を使って
200℃で20分。
いい感じの焼き加減です。
さてお味の方は
酒粕の風味がふんわりと漂う、これまでとは
一味も二味も違う香りのパンです。
優しい味と言ったらいいのでしょうか。
ほんのりとチーズ風の味と香りもします。
アツアツも美味しかったのですが、
これは焼いて食べると美味いはずと食べてみると
ピンポーン、大正解。
もう病みつきになりそうです。
パン種はまだ残っているし
酵母も継ぎ足せばすぐにできるので
しばらくは酒粕酵母パンが我が家の食卓を飾りそうです。
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あちこちから聞こえてくるので、
その気になって作ってみました。
どんなことでもそうですが
こういうことはタイミングというものがあって、
なんとなく作ってみたいと思っている内は実現できないんですね。
行動するためのきっかけが必要で
そのタイミングがやってくると、
知らず知らずのうちに行動を取っているということになります。
そのうちにとか、やってみたいんだけどなあと
思っている間は本当にその気になっていないので
決して実現できないものだと思っています。
今回私が酒粕酵母パンを作るきっかけとなったのは
長野県の道の駅で地元の酒造メーカーの酒粕が売られていたのを
目にしたところからなんです。
その時、私は酒粕酵母パンを焼こうという思いには至っていません。
酒粕を私と一緒に目にした家内が安いしいろいろと使い道があるので
買っていくと手にした瞬間、
そうだ、酒粕酵母のパンが美味しいと
スイッチが入ったんですね。
つまり家内が酒粕を買うと言ったことがきっかけになった訳です。
自分で目にしていてもその気にならずに
家内の一言がきっかけを作ってくれる。
面白いですね。
それでは順に酒粕酵母を起こすところから
パンを焼くまでの様子を紹介したいと思います。
まず最初にきっかけとなった酒粕です。
「大雪渓」というお酒はご存知の方も多いのではないでしょうか。
口当たりのいいまろやかなお酒です。
この大雪渓酒造の酒粕が1㎏600円で売られていました。
安いですね。
それでは手順を
と言いたいところですが、まず焼きあがった酒粕酵母パンから。
ジャーン!
別にどうってことない?
まあ焼いたものしかわからない感動かもしれませんね。
朝焼いて、出来たてのアツアツを頂いてみました。
うまっ!!
どんな味かは後ほど。
では順に手順を
まず酒粕酵母を起こすところから。
使用した酒粕は60g
これを熱湯消毒した瓶の中に入れ
水200ccを入れます。
これだけです。
えっ!これだけ!?
と思った方、これだけです。
よく振って、後は待つだけ。
保温すれば早く発酵するし、しなければ少し時間がかかるだけ。
私はそのまま常温で放置しました。
唯一やることは、時々降って攪拌し
蓋を開けて新鮮な空気に触れさせることだけ。
最初は白く沈殿しているだけのものが
3日後にはこんな風になりました。
どうです?
発酵って凄いなあと思います。
これまでも酵素を作ったり
いろんな酵母を作った経験がありますが、
いつも感動します。
それでは次はこの酵母を使って
パンを仕込むわけですが、
いきなり焼き上げるのではなく
パン種と言って、小麦粉と酵母を混ぜて発酵させたものを作ります。
このパン種をパンを焼く生地に混ぜてパンを焼くという手順です。
めんどくさい人はそのまま酵母を入れて焼いても焼けなくはないのですが
より安定した発酵と美味しいパンにするには
この手順を踏んだ方がいい訳です。
ではパン種作りです。
ボールに小麦粉(強力粉)100gを入れて
酵母70gを加えます。
この割合は1:1にするレシピもあればそうでないものもあってまちまちです。
まあやってみて自分で判断するのが一番ですね。
混ぜたものを捏ねてまとめます。
そしてラップをかけて放置します。
放置する時間は発酵する時間ですので気温などによって
変わってきます。
まあ適当でいいような気もしますが、
とりあえず私が見たレシピには5,6時間と書いてありました。
もちろん気温が低いと発酵に時間がかかります。
ざっと見て2倍になればいいのかなと。
放置しておいたらこんなんになりました。
しっとりして中から気泡も確認できます。
本当はこれを冷蔵庫で寝かせてから
次の工程に入る訳ですが、
私はそのまま突入しちゃいました。
まあ十分に時間を置いたのでいいのかなと、自己判断。
でも本当は冷蔵庫に入れることによって発酵を休ませるようです。
そして次は最初と同じように
小麦粉(強力粉)100gと酵母70gを加えてかき混ぜて
再び放置して待ちます。
今度は最初より早い時間で発酵します。
そして3度目は
小麦粉100gと水70gを加えます。
ここまでくるともう酵母でなくて水で十分なようです。
そして待つこと???時間。
もう分らなくなっちゃいました。
でもここまでくるのに2日間かかったような気がします。
どうも記憶があいまいでごめんなさい。
どうです、すごい発酵ですね。
ぷくぷく状態です。
これでパン種作りが終わりました。
さていよいよパンを焼く工程に入ります。
長い道のりですが楽しい道のりです。
パンの生地作りの工程は省略します。
写真を撮り忘れちゃいました。
いつもと同じですから。
今回のパン生地は
小麦粉 300g
パン種 140g
塩 4g
砂糖 20g
オイル 大さじ1
水110cc?
正しい配合というのはないので
これまでの経験や勘をたよりにやりました。
特に水加減は実際に生地を捏ねながら調整したので
正確な分量がわかりません。
それで少々驚いたのは
発酵にかなり時間がかかったことですね。
前夜生地を作って放置しておいて
朝確認したら僅かにしか発酵していなかったんです。
これは失敗したのかなとも思ったのですが、
そのまま焼くわけにもいかないので、
さらに放置して見届けること1日。
ようやく発酵した姿がこちら。
時間はかかりましたがイメージ通りの発酵です。
気持ちよく膨らんでくれたようで嬉しくなっちゃいました。
そしてこの生地を8分割して丸めて
二次発酵を待ちます。
最初に時間がかかったので
二次発酵も時間がかかるかもしれないと思って
夜仕込んで朝まで待ちました。
その結果
おお!膨らみましたね。
ではではと朝、焼き上げたのが最初の写真です。
ではもう一度。
焼くのはいつものようにレンジのオーブン機能を使って
200℃で20分。
いい感じの焼き加減です。
さてお味の方は
酒粕の風味がふんわりと漂う、これまでとは
一味も二味も違う香りのパンです。
優しい味と言ったらいいのでしょうか。
ほんのりとチーズ風の味と香りもします。
アツアツも美味しかったのですが、
これは焼いて食べると美味いはずと食べてみると
ピンポーン、大正解。
もう病みつきになりそうです。
パン種はまだ残っているし
酵母も継ぎ足せばすぐにできるので
しばらくは酒粕酵母パンが我が家の食卓を飾りそうです。
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2017-04-07 11:29
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